植物のからだ

生物の観察

1.ルーペの使い方

ルーペを目に近づけて(眼鏡と目の位置くらい)持ち、観察するもの(花など)を前後に動かしてピントを合わせる。

ルーペを目に近づけ観察する理由は、対象物だけを、できるだけ大きく拡大して観察できるようになるから。ルーペを目から離してピントを合わせると、対象物の周辺にある物も映し出され、ルーペを目に近づけて観測する方法に比べ、対象物は小さく、周囲がゆがんで見える。

ルーペの使い方

2.顕微鏡の使い方

①接眼レンズをはめてから、対物レンズをはめる。理由は、順番を逆にすると、対物レンズに鏡筒(接眼レンズと対物レンズをつな筒)を通して空気中のゴミが入る恐れがあるから。

②接眼レンズをのぞきながら、反射鏡としぼり(ステージの下についている)を調整して、明るくかつハッキリ観察できるようにする。反射鏡は光を取り込む役割、しぼりはハッキリ見るための役割で絞れば絞るほど視野は暗くなる。なので、バランスよく調節するわけ。この時、反射鏡にお日様の光を当てて、目をつぶさないように注意する。

③ステージにプレパラートをのせ、横からのぞきながら調整ねじを回して、プレパラートと対物レンズを近づける。横からのぞいて調整ねじを回す理由は、もしそうしないで、接眼レンズをのぞいたまま近づけてしまうと、プレパラートを対物レンズでバッチンしてしまう危険があるから。

④最後に、接眼レンズをのぞきながら、プレパラートから離れる方向に調整ねじを回しながらピントを合わせる。接眼レンズをのぞきながら、観察物を視野の中央に移動するには、プレパラートを移動したい方向とは反対に(上下左右逆に)動かす。なぜならば、接眼レンズを通して見える像は上下左右逆になっているから。

顕微鏡の各部名称

3.顕微鏡での観察倍率の求め方

観察倍率=接眼レンズの倍率×対物レンズの倍率

顕微鏡の観察倍率の求め方

4.水中の微生物

水中にも、陸上の虫のように活発に動く微生物(ミジンコアメーバーゾウリムシワムシなど)や草のように光合成をおこなう微生物(ハネケイソウアオミドロミカヅキモなど)がいる。

被子植物の花のつくりと種子のでき方

被子植物とは、胚珠(成長して種子になる)が子房(成長して果実になる)に包まれている植物のこと。花粉がめしべの柱頭につき受精することで、胚珠が種子になり、子房が果実になる。

被子植物の花のつくり

葉のつくりとはたらき

葉は、表皮と葉脈でつくられている。

表皮は、葉の表面をおおっている薄い層のことで、ところどころに気孔が開いている。気孔は葉から水分を出す(これを蒸散という)穴で、気孔の周りには孔辺細胞がある。孔辺細胞には葉緑体があるが、それ以外の表皮に葉緑体は存在しない。

葉脈は、根から水分や栄養分を吸い上げる道管、光合成によりつくられたデンプンなどの栄養分を植物のからだ全体に運ぶ役目を担う師管(道管と師管を維管束という)の通り道である。

表皮と表皮の間には、維管束のほかに栄養分をつくる役割を担う葉緑体を持った細胞がぎっしり詰まっている。

葉のつくり

茎のつくりとはたらき

茎にも維管束(道管と師管の束)が通っていて、道管は茎の内側、師管は茎の外側を通っている。茎には、水や栄養分を運ぶ役割のほかに、体を支える役目もある。

茎のつくり

根のつくりと働き

根にも道管(水や養分の通り道)と師管(葉でつくられた養分の通り道)が交互に配列されている。若い根の先端の表皮細胞は根毛(細いひげのような形をしている)に変形している。これは、表面積を大きくしてより広い範囲から水と養分を吸収するために表皮細胞が進化したものである。根冠(根の先端部分)の上の部分には、細胞分裂が盛んにおこなわれている成長点があり、ここで増えた細胞が成長して根が伸びていく。このように、根には土壌に含まれる水や養分を吸収して茎や葉に送り出す役割と植物のからだを支える役割がある。

根のつくり

成長点