翡翠ひすいに秘められた意味

翡翠はカワセミの意味、転じて(カワセミのように美しい色合いをもった)硬玉を意味する言葉になったようです。

また翡翠のことをジェードとも言いますが、これは「腰の石」を意味するスペイン語に由来します。

翡翠がパワーストンとして示唆する石の意味とはどのようなものでしょうか。

翡翠に備わるポテンシャリティが顕在化した際に現れるパワーや効果には、古来より次のようなものがあると言い伝えられてきました。

災いから身を守ってくれたり、幸運やツキを呼び込んでくれる

こじれた人間関係を修復する

西洋では翡翠を腎臓病の治療などに利用していたといいます。

また、同じ翡翠の仲間でも柔らかい軟玉を意味するネフライトも肝臓のことを指すラテン語です。

宝石になる翡翠は翡翠輝石(ケイ酸塩鉱物)からできています。

通常、翡翠といえば緑色を思い浮かべる方が多いと思いますが、本来の翡翠は白で、鉄やクロムなどの成分が混入して緑色の翡翠が生まれてきます。

透明度が高く鮮やかな緑色をしたものは特に価値が高いものとされ、琅かんやインペリアルジェードなどと呼ばれて珍重されます。

鉄のほかにチタンなどが混ざる翡翠にはラベンダーのような紫色を帯びるものもあり、こちらも人気を集めているようです。

翡翠といえば勾玉に加工したものがお馴染みですね。

日本の代表的な産地は新潟県の糸魚川で、ここからはたくさんの勾玉が出土し、当時の交易状態などを知る手がかりになっています。

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