和名では月長石と呼ばれるムーンストーンは月の石という意味です。
なぜこのようによばれているかというと、ムーンストーンをカボション・カットすることによって出現する輝きが月の光のようにみえるから。
ムーンストーン がパワーストンとして示唆する石の意味とはどのようなものでしょうか。
ムーンストーン に備わるポテンシャリティが顕在化した際に現れるパワーや効果には、古来より次のようなものがあると言い伝えられてきました。
月のような歓感性と永遠に女性的なものを授ける
月くらいの距離があっても平気、遠距離恋愛が叶う
なぜ月のような光が現れるかというと・・・ムーンストンはナトリウムを主な成分とする正長石とナトリウムでできた曹長石などいろいろな長石類のバリエーションで構成されています。
鉱物の生成過程でそれぞれ異なった長石の間に断層がつくられ、その間を光が通るとシラーと呼ばれる筆舌に尽くしがたい妙なる光が生じてくるのです。
でも、ムーンストーから発せられるこの光は一定方向にしか出現しないので誤ってカットしてしまうと折角のムーンストーンが台無しという結果にもなってしまうのだとか。
卵のようにカボション・カットされたムーンストーンの中央にシラーがでて、周囲の透明度が高いものが高く取引されるようです。
またシラーの色は白ばかりではなく、虹のように七色に輝くものや、青く光るものもあります。
古代人が月などの天体を見ながら旅をしたため「旅人の石」とも呼ばれています。