エメラルド(emerald)は、古代インドのサンスクリット語で緑色の石を意味する「スマラカタ」に語源をもっています。
また、エメラルドはヒーリング効果や恋愛に強運をもたらすパワーストーンですが、類似した石の効果・意味をもつ宝石には、ダイヤモンドや水晶、べリドットなどがあります。
エメラルドがパワーストンとして示唆する石の意味とはどのようなものでしょうか。
エメラルドに備わるポテンシャリティが顕在化した際に現れるパワーや効果には、古来より次のようなものがあると言い伝えられてきました。
類まれなるヒーリング効果でチャクラにできた隙間を修正して気を整える
心の窓である目をきれいにして異性を魅了する
エメラルドは、あたかも新緑が一気に芽生えてくるような瑞々しいイメージから、5月の誕生石として珍重されていますが、エメラルドがこのように独特な色合いをしているのは、バナジウムやクロムなどが含まれているから。
エメラルドは、数ある宝石の中でも人気度は格段上位の部類に入り、五大宝石(中には四大宝石とも)の一つに数えられています。
人類発祥のころから珍重されていた宝石のようで、かのクレオパトラはエメラルドを産出する鉱山に自分の名前を付けていたとか。
「このクレオパトラのように美しいエメラルドを生む汝に、ご褒美としてこの私の名前をつけてあげましょう。
」といった意味だったのでしょうか。
エメラルドはベリルという緑柱石の仲間ですが、同じ仲間にはフランスのマダムやマドマーゼルにこよなく愛されたアクアマリンやヘリオドール、モルガナイトなどがあります。
エメラルドのなかを顕微鏡などで覗いてみると、液体や気体が混入していたり、ところどころにひび割れなども確認できますが、これはこの鉱石がとても高い圧力がかかる地中深く眠っているから。
でも、そんなことでエメラルドは価値を落としたりはしません。
逆に「これぞまさしく天然鉱物の証」と珍重されるのです。
そして、割れやすく脆いエメラルドに施されるカットが、四隅をきれいに削ぎ落とす有名なエメラルドカット、ダイヤモンドに同じカットを適用してもやはりエメラルドカットと呼ばれます。