アジュライト(Azurite)の語源は、青を意味するアラビア語「azul」とするもの、同じく青を意味するペルシャ語の「lazward」に由来するとするもの、この二つの説があるようです。
どちらにしても青を意味する言葉ですが、青といってもアジュライトのそれは一種独特の深い青ですね。
Azuriteのriteは石を意味する言葉なので、さしずめ「青の石」というところでしょうか。
日本人には青ではなくあい色に見えるようで、和名では藍銅鉱とよばれています。
アジュライトがパワーストンとして示唆する石の意味とはどのようなものでしょうか。
アジュライトに備わるポテンシャリティが顕在化した際に現れるパワーや効果には、古来より次のようなものがあると言い伝えられてきました。
アジュライトに備わるヒーリングパワーにより、自分を、そして人を癒す力が備わる
理路整然と筋道だてた考え方ができるようになる
アジュライトは、黄銅鉱やパイライトが採れる銅の鉱床から発見される石で、色は全然違いますが孔雀石ともよばれるマラカイトと同じような特徴をもっています。
アジュライトもマラカイトも古い時代から絵具や顔料などとして、特に日本画の分野において広く用いられてきましたが、あまり採れる天然石ではないため、希少価値が出てかなりお値段が張るものになっていますね。
見た目にも分かる通り大変青の程度が深い石なので、絵具や顔料などの実用的な用途とは別に、古くから祈祷や儀式など、祭事の際に活躍したパワーストーンでもあったようです。
また、病気の予防や治療薬としても利用されていたのだそうです。
結構もろく砕けやすい石なので粉にして用いたようですが、石をお腹に収めるなんて現代の感覚では到底考えられませんね。
まあ、当時の人からすればそれだからこそ効き目があるという意味も含まれていたのでしょうが。
このように、アジュライトは簡単に壊れてしまうため加工が困難な天然石ですから、ピュアな状態で市場に出回ることは滅多にないとのこと。
購入されるときはそのことを十分踏まえた上でお求めくださいね。